




今井 ミカ
監督・脚本・編集 - Mika Imai - 1988年12月12日生まれ。群馬県出身。監督作「あだ名ゲーム」「100ページ目の告白」「食べる。」「私たちは、あきらめない~朋心会~」など。2011年、和光大学表現学部に入学し、映像制作を中心に学ぶ。2014年、自身の母語でもある日本手話を言語学の観点から学ぶために、日本財団の支援を得て香港中文大学の手話言語学&ろう者学研究センターの研究生として留学。現在、NPO法人シュアールの理事長でJSLTIMEに所属。NHK Eテレ「みんなの手話」出演中のろう者でお笑いコンビの「デフW」のプロデュースなど、手話やろう文化を中心とした企業向けPRの映像制作のプロデュースを行う。2016年に個人的な活動として、ろう者の第一言語である日本手話で行う映像・映画プロダクション「JSLTIME」を三人で立ち上げる。その後活動の幅も増え、伴いメンバーも増員しながら、ろう者を題材に音のない映画作品を作り続けてきたが、今回初めて音響をつけた映画作品製作を手掛ける。

湯越 慶太
撮影 - Keita Yugoshi - 1982年福岡市生まれ。九州大学大学院芸術工学府 芸術工学専攻。TVCM、映画、webなどを中心にカメラマンとして活動中。新しい技術を積極的に取り入れた撮影スタイルが得意。撮影を担当した「NISSIN KANSAI FACTORY」が、2019 ACC ブランデットコミュニケーション Dカテゴリーにおいてグランプリを受賞。

門傳 一彦
音楽 - Kazuhiko Monden - 音への興味からデザインの世界に進み、以来「良い暮らしとは何か」をキーワードに様々な制作活動を行う。企業や研究プロジェクトのプロモーション・ブランディングに関わる映像・写真・音楽を中心に、プロダクトや展示、印刷物やWebなど、制作分野は多岐に渡る。 「虹色の朝が来るまで」では、映像制作者の目線を持った作曲家として、音楽で主張をしない、映像に寄り沿う音作りを模索した。 1982年、神奈川県生まれ。福岡・九州芸術工科大学(現・九州大学)芸術工学部音響設計学科中退、以後ドイツ南西部へ渡り文化・農林業・芸術に触れ、現在は仙台を中心にフリーランスで活動している。

高橋 華役(長井 恵里)
ろう者の家庭に生まれ育つ、群馬県前橋市に住み、美容院で見習いとして働く。つきあっている彼氏がいたが、同性であるあゆみに惹かれ戸惑うもあゆみと交際することを決意するが…
Eri Nagai - 1996年2月27日、徳島県徳島市で生まれる。 徳島県立ろう学校を卒業後、四国学院大学を卒業。

星野 あゆみ役(小林 遥)
母子家庭で高校まで聴者の学校に通い、大学でろう者の世界をはじめて知る。ボーイッシュな性格で、好奇心旺盛。そのため大学ではじめて知ったろう者の世界に興味津々。
Haruka Kobayashi - 1995年10月28日、新潟県長岡市で生まれる。東京都中央立ろう学校を卒業後、東京都市大学を卒業。

翔役(玉田 宙)
中学生の時に初めて男性に惹かれる。恩師はゆりママ。バーのスタッフとして働いている。
Hiro Tamada - 東京都大田区で生まれる。 あいち国際女性映画祭 2017の短編フィルム部門ノミネートされた ドキュメンタリー映画「海を渡る手話の少年17歳の夏」で主演を務める。

ゆりママ役(菊川れん)
ろう者を中心に運営しているバーのオーナー。男性から女性に変わり、女性として生きる。
Ren Kikukawa - 大阪府堺市生まれ。手話講師を務めるほか、各方面の手話サークル、 大学などの招きで講演会も数多い。 また、劇団「AZ」や「イスパシオ」にて 客演するなど演劇活動にも力を入れている。 著書に『私、わたし』(講談社)、 『わかりやすい手話辞典』(ナツメ社)など。

優太役(ノゾム)
女性として生まれるが、幼い頃からこころは男性。今は、男性として女性と結婚している。
Nozomu - 1979年12月9日、福岡県八女市で生まれる。 西日本短期大学社会福祉学科卒業、 福岡リゾート&スポーツ専門学校スポーツトレーナー科卒業。 現在、会社員。

恵介役(竹村 祐樹)
翔の聾学校の先輩。翔が初めて好きになった人。
Yuki Takemura - 1995年1月16日、東京都大田区で生まれる。 祖母と母に続いて品川ろう学校に通う。 そのあと中央ろう学校、立川ろう学校に進学・卒業。

亜衣役(佐藤 有菜)
バーのスタッフ。噂話が大好きで、フレンドリー。パートナーがいる今が一番幸せ。
Arina Sato - 生後すぐに東京都に越し、千葉県のろう学校を卒業。

高橋泉美役(高木 里華)
華の母親。感情の起伏が激しい性格だが、料理は上手。
Rika Takagi - 1964年3月28日、新潟県十日町市で生まれる。 国立筑波大学附属聾学校デザイン専攻科卒業後、 手話とダンスを融合したパフォーマーとして活動。

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- 2021年10月17日

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- 2021年6月12日

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- 2020年12月23日

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- 2020年12月18日
手話について
◯ 手話って独立した言語なの?
はい、手話は日本語を手で表したものだと思っている人も多いかもしれませんが、日本語とは全く違う文法や単語を持つ、独立した言語です。
◯ 手話って手だけを使うの?
いいえ、手話は手だけを使うのではありません。体の動きや顔の動きなどを組み合わせて使う言語です。
例えば、「働く」という手話は、顔の動き、体の動きなどを変えることによって「一生懸命働く」、「適当に働く」、「楽しく働く」と意味が変わってきます。
◯ 手話って世界共通なの?
いいえ、手話は世界共通ではありません。世界で現存する手話は126種あるといわれています。例えば『騙す(cheat)』は、日本手話では『キツネが騙す』という手話で表しますが、アメリカ手話では『塀から人が覗く』という手話で表します。国ごとの違いだけでなく、地域ごとに異なる手話の方言もあります。
ろう文化について
◯ ろう文化って何?
ろう文化とは、手話を母語とする人たちの文化です。主に、ろう者やCODA(Child of Deaf Adult / ろう者の親を持つ聴者)が、その文化の中で暮らしています。
◯ 手話が母語とは?
ろう文化では、手話が母語で日本語が第二言語になります。つまり手話で暮らす人たちは、手話で考えたり、寝言を手話で言ったりするのです。
◯ どんな特徴があるの?
ろう文化は視覚から得る情報でコミュニケーションを図ります。例えば、日常生活では、電話ではなくビデオチャットを使ったり、拍手は手を上にあげてひらひらさせます。音を可視化する方法の一つとして、インターホンの音や赤ちゃんの泣き声など、音に反応するライトや機器を家や職場に設置して利用することもあります。また、ろう文化独自の歴史・コミュニティ・芸術・価値観などもあります。
配給・宣伝:フィルモット(filmott) 提供:シュアール. 企画・制作:JSLTime
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